会社へ向かう途中にふと思い出しました。
以前文通していた子の事です。
昔、雑誌にペンフレンドを募集する欄がありました。
ページの下に「芸能人の○○が好きです!」とか「部活は○○です!」とか自己紹介文が掲載されていました。
文通したい子に直接手紙を出した気がするから、住所も書いてあったと思います。
今思うと個人情報ダダ洩れですね。
小学5,6年生の頃、同じ部活で同じ年だった子に手紙を出し文通がスタートしました。
手紙の内容は学校での出来事や好きな人やアイドルの話。
その子はとても筆まめで、すぐに返事をくれました。
一方私は筆不精で、手紙の1行目は決まって『遅くなってごめんね~。』でした。
筆まめな彼女のおかげで高校3年生まで続いていましたが、いつの間にか終わってしまいました。
何度も住所を書いたから、地名を耳にすると元気かな。と思います。
芸能人みたいに、あの人に会いたい企画はできないし、偶然の再会はあり得ないし。
時々思い出すからいいのかもしれません。
今も文通ってあるのかな。と調べたら『文通村』というコミュニティがありました。
手紙のやりとりは事務局を通し、個人情報を公開せずペンネームで文通ができるそうです。
今はスマホやパソコンで簡単に書き直せるし、すぐ相手に届く時代。
下書きしたり書き直したり、手紙の返事がいつ来るかもわからず楽しみに待つ時間は、時代に逆行しているようだけれど、時間に追われる日々の中で、とても贅沢な気がします。
今の私なら、もう少しマメに返事を書ける気がする。
またあの子と文通したいな。。